01回 玉木文憲さん 02回 トーマス青木さん 03回 支刈誠也さん 04回 米村貴裕さん 05回 喜多圭介さん 06回 福堀武彦さん 07回 田野倉悟さん 08回 畑島喜久生さん 09回 あまのしげさん 11回 柴崎昭雄さん 12回 大山真善美さん 13回 外岡立人さん 14回 木村司さん 15回 浜野伸二郎さん 16回 泉忠司さん 17回 阿波野ひみ子さん 18回 松浦徹郎さん 20回 玉木文憲さん 21回 米村貴裕さん 22回 濱口隆義さん 23回 佐藤ミツアキさん 24回 篠永哲一さん 25回 佐藤正子さん 26回 尹 達 世さん 27回 石黒敏明さん 28回 緋野 晴子さん 29回 菅原勇太さん 30回 山田博泰さん ![]() |
初の著書「裏山の秘密基地」を出されて、著者としての率直な感想は。
発売日、紀伊國屋書店の平台に置かれている本をみるまでは、実感はありませんでした。今は、日々入れ替わってゆく新刊の速度にたじろいでいます。今度は、棚を確保するという段階にステージアップしたのだな、と覚悟を新たにしています。
この作品の構想はいつごろから。そして、実際の執筆期間は。
原案は、2005年に書いた掌編小説です。当時は通信添削を受けていたのですが、アドバイスに「この作品はもっと長い話の一部だ」とあり、書き直すことにしました。現在の形にしたのは、2007年の冬です。期間は3ヶ月くらいです。
出版のきっかけは、当社への作品募集でしたが、そのときの作品審査などを経て、合格した。これでなにか自信めいたものを得たのでは。
「裏山の秘密基地」の原案は、前述の通りかなり初期のものです。その分、小手先のテクニックで飾っていない状態での審査となりました。素性が悪くない、というところが出発点であるのは自信になります。
日頃から、小説の勉強に余念がない。講座を受講されていると聞きましたが、この目的と成果は。
自分がなにを持っているのか。それは他人の目を通さないとわからないものだと思うのです。まず、真剣に読んでくださる最初の読者がいる。これが講座に通う一番の目的です。成果は読者様の心にしか残りませんから、なんともいえません。
松浦さんにとっての小説とはどんなイメージでしょう。「裏山の秘密基地」は、ジャンルでいえば、ライトノベルに近いもの。この路線を定めたのはどうしてでしょうか。
小説は、思想など広義の遺伝情報を伝える手段だと思っています。遺伝子であるからには、より若い人たちに訴えなければ意味がありません。もう一点は、純然たるライトノベルと一般文芸の間に、新人のつけいる隙があるように感じたからです。
次回の新作「次元回廊の翼」は、タイトルが示すように、時空の空間を行き来する飛行機がキー。一種のタイムトリップですが、発想の原点はどこにありましたか。わたしは着想がおもしろいと見たのですが。
私は、団塊の世代の子供です。ところがその下の世代にはもう団塊は見あたらない。少子高齢化です。しかし直接そのテーマを語っても、ただの説教になってしまうので、次元回廊というガジェットを使いました。机の引き出しではなく、飛行機をゲートにしたのは話のスケールを大きくするためです。
小説は、書き続けることによって、周囲からの評価や認知があります。が、相応の覚悟も決めないといけない。 これからの松浦さんはどんな方向を目指し、どのような挑戦をしていくのか、お聞きしたい。
誰もがオンリーワンなどという言葉がありますが、これはうさんくさい。道を究めた結果、初めて誰もまねできない世界(オンリーワン)を築けるのだと思います。目指しているのは、エンターテイナーの仮面をつけた説教親父です。
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